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2019年 台湾研修(台中、台北)

今年の台湾研修では台中の『慶和中醫診所』へ、『林繼興先生』を訪ねました。

午前と午後の診療の合間に、我々のために研修時間を設けて下さいました。

林先生の専門は骨傷科(現代医学の「整形外科」にあたる)です。

今回は頸・肩・腰の3つの症状に絞って、3名の参加者に治療をして頂きました。

問診中は、症状をどのように見立てて治療方針を決定しているのかを丁寧に説明して下さいました。

触診も迷いがなくとてもスムーズに行われ、診断から治療方針の決定まで短時間でした。

問診後、針と整体を併せた治療をおこないます。

今からどのような治療を行うのか、どのような反応を引き出そうとしているのかなど、事細かに説明して下さいました。

 

一人の治療が終わるごとに質問の時間を設けて下さり丁寧な解説を、言葉では伝えにくい手技に関しては、参加者に体験する機会を下さいました。

また、日常生活上でするべき運動などのアドバイスも頂きました。

林先生は少なくとも中医学的観点と解剖学的観点の2つの視点から診断し、その患者さんに合わせて治療法を組み立てていました。

我々鍼灸師は、考え方が東洋医学に偏りがちになってしまいます。

しかし、人体の構造について不明瞭であった昔とは違い、解剖学・運動学をしっかりと現代医学として様々な視点から症状を、そして患者さんを診ていくことが重要なのだということを再認識する機会となりました。

ご多忙の中、貴重なお時間を割いてくださった林繼興先生に、心から感謝いたします。

『林繼興先生、非常的感謝您。』

 

今回は、嘉義にある「國立故宮博物院南部院區・亞洲藝術文化博物館」(故宮南院)にも足を運びました。

故宮南院は台湾の北部と南部との文化の差を縮めることをめざし、台北にある「國立故宮博物院」の分館としての位置づけで作られました。

まずはその敷地の広さにびっくりしました。

東京ドーム約15個ぶんの広さで、博物館以外の場所は庭園と人工池で構成されており、散策ができます。

散策用のカートも用意されており、予想以上のスピード感に思わずテンションが上がりました。

※カート利用料:1回15元、1日30元となっており、敷地内の散策にはうってつけです。

博物館内部の常設展示として、「アジアの仏教芸術」「アジアの織物」「アジアの茶文化」「嘉義発展史」「アジア認識映像」を見ることが出来ました。

毎期ごとに変わる特別展として「赤壁の戦い」についての展示がされており、古い書物もあれば、台湾のゲーム?のデザイン画の展示もあり、子供でも楽しめるような工夫が見受けられます。

個人用の音声ガイドは台北と同じく、故宮南院でも貸し出しを行っており、日本語もあります。

日本・台湾・中国など、アジアの共通文化を知ることが出来ました。

今回の台湾研修では治療だけではなく、台湾とアジア各国の繋がりを知るための研修となりました。

訪れるたびに、いつも新しい発見を与えてくれる台湾。

その発見の場をご用意して下さった王醫仙に、深く感謝申し上げます。

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